ハトにおいで撃退


マンションのベランダやビルの屋根、軒下に集まったり巣を作ったりするハト。その下には大量のふんが。よく見かける光景だが、当事者にとっては切実な悩みだ。剣山や天敵カラスの模型などを置いても効き目は薄れてしまう。全面ネットは見た目が悪いし、と決め手のない鳥害対策だが、鳥の嫌がるにおいを利用してハトなどを寄せ付けない新しい技術が注目を集めている。
 
鳥害対策を手掛ける「あんじん」(佐賀県伊万里市)が開発した「B-ST(バード・ストップ)」。
植物性の油脂にハーブなどを混ぜてジェル状にした薬剤で、鳥が嫌うにおいを出す。 人や鳥の体への影響はないという。
 
同社によると薬剤を設置してから1~2週間で効果が表れ、ハトの約9割は近づかなくなる。
2003年に発売し、これまでに官公庁やJR駅、ホテル、工場など全国で約3200件の受注があった。
福岡県内のあるJR駅では、ホームの屋根にB-STを設置したところ、ハトが来なくなり「ふんで乗客の服などを汚す心配がなくなった」としている。